【 Fairy & Plants 】


Marmaid
 マーメイド

 上半身が人間で下半身が魚の姿であり、水中で生活する人魚。メイドとついていることから分かる通り、女性限定です。
 男性の人魚はマーマンと呼ばれています。しかし、その容姿はマーメイドとは逆で「人魚」ではなくて「魚人」、つまり二足歩行のサカナのような姿だとされています。
 彼女たちは普段は海の底で暮らしていますが、時折海辺などに姿を見せることがあるようです。童話「人魚姫」のように優しくて、人間に友好的な者から、逆に男性を誘惑して水中に引きずり込んで殺してしまうような邪悪な者まで、性格はさまざまです。
 日本にも人魚の伝説はありますが、これは何故か肉を食べると不老不死になるいうもの。しかし、この人魚は形こそ女性ですが、とんでもなく怖い顔をした化け物です。
Darkelf
 ダークエルフ

 映画にもなった有名なファンタジー小説「指輪物語」にエルフという種族が出てきます。彼らは高貴な妖精で寿命が長く、人間にも友好的で善なる存在とされています。容姿も非常に美しく、いいこと尽くめですが、光には影がつきまとうものです。
 ダークエルフはまさにエルフの対極にある邪悪な存在です。見た目こそ美しいですが、その肌は黒く、闇の世界に住むとされます。強力な魔力は悪いことにばかり使用し、性格は残忍で狡猾。
Fairy
 フェアリー

 一般的なフェアリーのイメージというと、なんと言っても小さくて愛らしく、蝶のような美しい羽根や、キラキラと日に透ける透明な羽根を持つ可憐な生物です。陽気で明るく、イタズラ好きですが人を傷つけるほどのことがないのも、モンスターなのに愛されている理由でしょう。
 起源はさまざまに言われますが、目に見えないけれども、そこに何かいるような気がする、といった錯覚や、何か超自然的な不思議な力、忘れ去られた古い時代の神々の名残などとされます。いずれにせよ、気に入られれば良い行いを返してくれますが、こちらに非があるととんでもない災厄をもたらします。
Mandragora
 マンドラゴラ

 マンドラゴラ、もしくはマンドレイク(mandrake)と呼ばれるこの植物は、ニンジンの一種です。地中にある根は人間の形そっくりで、滋養強壮、毒薬、愛の媚薬から、果ては呪いの材料までさまざまな効果を持つ強力な薬になります。
 ただし、マンドラゴラを採取するのは非常に困難です。この草を地面から引き抜いた瞬間、人間型の根っこがこの世のものとは思えない凄まじく恐ろしい断末魔の悲鳴をあげ、これを聞いた者は死んでしまうからなのです。普通の耳栓では、到底この絶叫を防ぐことは出来ません。
 そこで、マンドラゴラの茎に縄をつけ、これを犬の首につないで遠くに離れ、犬を呼んでマンドラゴラを引き抜かせるという、単純ながらとても可哀相な方法が取られることになりました。だって、マンドラゴラを抜いてくれた犬は、死んでしまいますからね。
Alraune
 アルラウネ

 美しい花に暮らす植物の妖精で、普段は花やつぼみの中にいます。基本的に人間に危害を及ぼす存在ではなく、そもそもあまり人前に姿を現すこともありません。
 大抵の場合身体は小さく、腕力もないし、脅威にはなりませんが、アルラウネは魅了の力を持っています。通りがかった男性のことが気に入ると、花の香りや花粉を飛ばして誘惑し、自分のもとへと引き寄せるのです。もちろん植物の養分にされる…などといったことはされるはずもなく、愛を語らったり、花の手入れをさせたりする程度なのでご安心を。
 ちなみに、アルラウネはもともとマンドラゴラと同じ植物をさしていたという説があります。女性型で植物の精霊であるドライアドのイメージと混ざり合い、現在の可愛いアルラウネが生まれたものと思われます。
Androscorpion
 アンドロスコーピオン

 上半身が人間で下半身がサソリとなっている魔物です。もちろん尾の棘には毒針があり、人間である上半身も武器を使いこなすことが出来るため、敵に回すとかなり厄介な相手となり得ます。
 西洋のファンタジーではマイナーですが、メソポタミア神話や「ギルガメッシュ叙事詩」では重要な役目である聖地の番人を務めており、モンスターとしての格はかなり高いようです。知能も高く、強力なので、もっと活躍の場が増えてもいいのではないでしょうか?



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