双天の剣 第三幕
〜Lasting〜

予告章 欲望の扉

 「愚かな…」
 薄暗い、牢獄にも似た陰鬱な部屋の中で、一人、彼はほくそえんでいた。
 「ウェグラーも、クランスールも、自滅したか…」
 下らぬ連中だったが、死に様は面白かった。そして、それなりに役に立った。
 二人の勇者のこと、ファランキオの娘のこと、堕天使のこと。情報は、十分に集まった。
 「これで、地上はわしのものになる」
 老獪な魔人将軍は、静かに笑う。
 見ているがいい。神など倒さなくとも、魔王など召喚しなくとも、このわしが地上の主になってくれる。
 その時のために、今少し、力を蓄えておこう。やがて、その日は、訪れる…


続く…!?

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